転塾して数か月がたった6年生の5月。
息子が泣きながら言うではありませんか…
「ママ、僕、受験やめ…たい…かも…」
歯切れが悪いのは、親に遠慮してはっきり言えなかったのだと思います。
いろんな要因が重なっていました。
*サッカーが楽しくて仕方ないから塾に行く時間も惜しい!
*いつも遊ぶお友だちと一緒の地元の中学校に通いたくなっちゃった
*一緒に転塾して仲良く通っていたお友達が受験をやめてしまった!
*5月病もあったかな…学校も塾もつまらない
どれもふつーの小学生の考えそうなこと。無理もないなあ、と思ってしまいました。
ゴールデンウィークは塾もお休みでサッカーばかりして、お友だちもとい~っぱい遊んで、すっきりしてまた勉強頑張ろう! とはならないのね…(苦笑)
その夜、家族会議を開いて、とことん話し合いました。
どうしてやめたくなっちゃったのか?
そもそも、どうして受験しようと思ったの?
将来の自分、思い描いてるかな? どんな道に進みたい?
今、たとえ受験しようと決めても、もしかしたら2月に良い結果が得られるとは限らないし
受験をやめたとしても、後悔しないとは限らない
でももしかしたら高校受験頑張ろう! って思えるかもしれない。
色々な可能性を考えながら、丁寧に子どもと話し合いをしました。
最初ちょっとショックを受けていたパパも
一晩寝たら
「止めるのもいいかもね。どちらにしても中途半端にならないようにしよう」
と冷静になって、子どもの選択を尊重しようということになりました。
で、子どもが出した結論が
「ぼく、受験やめる」
この決心をうけて、夜遅くではありましたが、取り急ぎ、塾にメールで伝えました。
「お世話になりましたが、中学受験をやめることにいたしました。よって本日をもって退塾させていただきます」
翌日先生から早速電話をいただきまして
「なんで⁉ 受かるのに!! なんで⁉」…って電話口の向こうで連呼。
先生、受験にその文言は禁句でしょう。
何があるかわかんないって先生言ってたじゃないですか
と言いたかったところをぐっと飲みこみ
まあ、先生も商売だからね…と至って冷静なわたくし。
結局息子と話がしたいと先生がおっしゃるので
引き止められるのは覚悟の上
一応今の状況を息子にも伝えておいてから最終的な判断をさせようと思い
息子を連れて塾へ行きました。
そこで先生が息子に開口一番
「きみさあ、損得勘定できないの?
今8合目まで登ったんだよ。そこからおりて、高校受験に向けてまた1合目から登るのってことだよ」
「絶対中等部に受かるのに。去年受かった子よりも、きみ、今の時点で成績いいんだよ。可能性ない子には先生言わないよ。絶対大丈夫だよ。」
実はこれ、先週の出来事。
ここまで先生に熱弁をふるわれ
受験に絶対なんてないし
ここまで言ってくれたって、実際、先生は何の保証もしてくれないけどね
それはわかっているけど、
息子は忘れかけていた「中等部に入りたい!」という夢を思い出したみたい。
「ぼく、中等部でサッカーがしたいんだった」
というわけで、今日も塾にお弁当持っていきました。
どうなるやら
この騒動でちょっとお休みしちゃいましたが
受験勉強はとりあえず続くことになりました。
でも…この期に及んで他の勉強も始めちゃったのー
受験やめるつもりだったからね。(汗)
それはまた明日…